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問1.ナットの硬さ95HRB
16HRCの関係? |
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JIS B1186 及びJISS 09、日本道路協会規格では、ナットの硬さは、F10ナットで最小値が95HRB、最大値が35HRCと規定されている。ここで、最小値と最大値とで、硬さのスケールが異なるのは、側定におけるHRB及びHRCの限界を考慮に入れているからである。
即ち、95HRBをCスケールに換算すると、16HRCとなるが(SAEJ417“硬さ換算表”参照)これはCスケールの下限(18.8HRC)を下回っているためにBスケールで規定することになります。逆に、35HRCをBスケールで換算すると108HRBとなるが、これはBスケールの上限(100HRB)を上回っているために、Cスケールで規定することになります。 |
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問2.トルシア形高力ボルトのトルクチェックの必要性はあるのか? |
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ピンテールの破断トルクがナット締付トルクと等しくなる機構のボルトであるため破断トルクは安定しており、締付け後に追締めトルクを測定して締付け力の適否を判断しようとすることは無意味である。従って、必要性はない。 |
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問3.現場受入検査の出来る長さは? |
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現場受入検査(キャリブレーションテスト)は、現場に納入されたボルトの中から任意に抜き取って実施することになっている。
しかし、現場で使用する軸力計は、現場に納入された全てのボルトサイズを検査することは出来ない。軸力計の構造上、検査できるサイズが限定される。
検査に使用するボルトは、M16×65〜70、M20×75〜80、M22×80〜85、M24×85〜90が適正な長さになっている。
軸力計のプレートやブッシングを削って、この寸法より短いものを検査したり、ライナーをはさみ、長いものを検査した場合、指示値の誤差が大きくなることがあるので十分配慮しなければならない。 |
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問4.ボルト挿入後、本締めまでの許容日数は? |
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(1) 本ボルトを仮締めボルトとして使用してボルト挿入後時間が経過した場合。
JASS6の6,5によれば高力ボルトの本締めは、部材に挿入を行った当日に行うのが原則である。日数が経過した場合、現場の環境や、その間の降雨など、トルク係数値を変化させる条件が異なるためである。
(2) ボルト挿入時に降雨になればどうするか?
挿入済みのボルトは、速やかに1次締めを行ない、ねじ部への雨水の浸入を防止するとともに、もし可能であれば、直ちに本締めを完了させるのがよい。降雨により締め付けが出来ない時は、シート等を用いて継手部の水漏れ防止の処置を行わなければならない。 |
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問5.キャリブレーションで軸力が不合格になった時の処置は? |
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1)試験に用いた機器の精度及び試験方法の再試討を行う。
a. 軸力計の検定を最近実施したか。
b. 軸力計の座板やブッシュは、ボルト径、ボルト長さにあった適正なものを使用しているか。
c. ボルト、及び座金の共まわりが無いか。
2)引続いて、倍数試験を実施する。
3)倍数試験でも不合格の時は、ボルトメーカーに連絡し、処置対策を協議する。 |
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問7.ピンテールがなめったときの処置は? |
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トルシア形高力ボルトのピンテールの形状寸法は、JSS 09(構造用トルシア形高力ボルト・六角ナット・平座金のセット)その他に規定されている。
一方、電動レンチのインナーソケットの形状寸法も上記規格に合わせているため、通常では締付け時ピンテールがなめることはない。しかしながら、電動レンチを長期間使用するとインナーソケットの12角内面の山が摩擦するため、締付け時にピンテールの12角山がインナーソケットの12角内面の山に乗り上げる、いわゆるなめり現象が発生する。この場合の処置としては、インナーソケットを新しいものに取り替えて使用すればよい。
又、締付け時インナーソケットで十分にピンテールを掴まない場合も、なめりが発生することがあるので注意が必要である。 |
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問8.ピンテールがインナーソケットから抜けない時の処置は? |
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ピンテールがインナーソケットから抜けない原因は、
1) インナーソケットが磨耗したため、ピンテールがなめってしまった。
2) 電動レンチのピンテールの排出機構が十分に作動していないためピンテールが飛び出さない。等が考えられる。
1)のピンテールがなめった場合、新しいインナーソケットに取り替える必要がある。又、2)のピンテールが飛び出さない場合、ピンテール突出しピン用バネの疲労等考えられるので、レンチの点検が必要である。 |
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